お知らせ
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作成日:2013/12/07
小中学校への租税教室



 最近、公立の小中学校にて税金について学ぶ「租税教室」が盛んに行われるようになりました。学校側から税務署の広報広聴官に依頼が入り、スケジュールが固まったところで各税理士会の租税教育認定講師である税理士が派遣されるのが一般的です。 

 小学校では、主に6年生を対象に総合学習や道徳の時間を使って行われ、父兄も参加できる公開授業に指定されることも少なくありません。日本にある税金の種類などを考えてもらいながら学校教育など税金の使い道や金額についても知ってもらいます。時には金額の大きさを知ってもらうために本物と同じ大きさで同じ重さの1億円のレプリカを用いることもあり、大いに盛り上がってくれます。
 税金の必要性を分かってもらうカリキュラムとなっていますが、それ以前に税金に関する仕組みを知ってもらうことに重きをおいて授業を行っています。

 中学校では、主に3年生を対象に社会科の授業で租税教室が行われます。今は中学生の夏休みの宿題として「税に関する作文」を書くことになっていますので、その前知識として夏休み前に依頼が入ることが多くなっています。

 内容としては小学校でのカリキュラムよりも一歩踏み込んで、国の財政などマクロ的な部分も取り上げます。また進む少子高齢化による影響や現状の収支などを知ってもらいつつ、どのような対策があるかについて1人1人に考えてもらえるような授業を心がけています。そして夏休み明けには私たちも実際に書かれた作文に目を通し、翌年以降のカリキュラム編成の参考にしています。 

 共通して感じることは、子どもの素直さです。私たち大人が遠慮しがちな意見や質問もどんどん出してくれます。子ども達の未来に向けて大人が色々考えているはずなのに、租税教室をやっていますと、教えているはずの講師が子どもから色々学んでいるようにすら感じられます。

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