新年度を迎え、入学や入社、転職や異動など新しい環境で仕事を始める人も多いことと思います。毎年、ゴールデンウィークを過ぎた頃から「やる気が出ない」「ふさぎこむ」という症状が現れる人がいます。これは俗にいう「5月病」です。原因は環境の変化に伴う心身の負担、ストレスと言われています。
「5月病」は正式な医学用語ではありませんが、医療機関では「適応障害」「軽度のうつ」といった診断名がつけられることもあります。
こうした「5月病」の多くは一過性の症状であり、適度な休息などで改善されることがほとんどですが、未然に防ぐことが一番です。そこで、今回のお知らせでは5月病にならないためのアドバイスをいくつかご紹介します。
@ 会話でストレスを解消
同僚や同期、家族や友人などとのコミュニケーションの機会を大切にしましょう。食事は一人で食べることはなるべく避け、リラックスできる時間を増やすよう心がけましょう。
A 栄養バランスのとれた食事
食事は一品で済ませずに、主菜と副菜を取るように意識しましょう。不規則で偏った食事は脳内の栄養不足を招きます。感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」は動物性タンパク質に含まれる「トリプトファン」を原料に合成されますので、タンパク質を積極的にとることも効果的です。
B 質の良い睡眠
睡眠は疲労回復に重要な役割を果たします。睡眠の質を上げるために起床・就寝の生活リズムを整えましょう。
C 上司や周囲の人の対処方法
新しい環境に入った人に対して上司や周囲の人は積極的に声をかけるなど、孤立させないような気軽に相談しやすい職場作りに努めましょう。悩みがあるようならまずは受け止め、厳しく指摘しないことが大切です。