お知らせ
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作成日:2019/11/11
「新嘗祭」について



 

「新嘗祭」という言葉を聞いたことがありますか?

 

新嘗祭は「にいなめさい・しんじょうさい」と読み、一昔前までこの日は日本人にとって非常に重要な日と認識されていました。しかし、戦後は「勤労感謝の日」と名を改められたため、昨今は新嘗祭についてよく分からないという世代が増えてきているそうです。

 

新嘗祭とは、毎年1123日に宮中と全国の神社で行われる「収穫祭」のことで、起源は稲作が始まった弥生時代にまで遡ると考えられており、日本書紀の神代や仁徳天皇の時代にも「新嘗」という言葉が出てくるほど歴史があります。

特に今年は、天皇陛下が即位されて最初に行う新嘗祭で「大嘗祭(だいじょうさい・おおにえまつり)」と呼ばれる宮中祭祀が行われます。大嘗祭は、その度ごとに造営される大嘗宮において、即位後の新天皇が新穀を神々に供え、自身もそれを食し、国家と国民のために、その安寧・五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し祈念するのだそうです。

新嘗祭は「その年の収穫の恵みを神様に感謝するお祭り」ですが、単に五穀豊穣を神様に感謝するだけのお祭りではなく、種もみの選定や田んぼの土壌作りから収穫に至るまで、関わる多くの人たちの働きがあっての豊作であることを喜び、その労働に感謝することにも大切な意味を持っています。

現代では加工された食べやすい食品ばかりを手に取りやすくなりましたが、本来の“生きた食材”の有り難さを忘れないよう、今年の大嘗祭の日(1114日〜15日)はその有り難みについて考えてみてはいかがでしょうか。

 

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