4月27日の閣議後の記者会見で、2021年度の上半期に発行予定であった新500円硬貨の発行時期が今年11月になるという発表がありました。新型コロナウイルスの影響による事業者の機器改修が遅れたことに起因して発行延期となっていたものの、財務省の調べによるとATMの8〜9割、鉄道の券売機は7〜8割が更新を終えており、残りの半年で事業者の対応が可能と判断したようです。

2021年度の新硬貨の製造は2億枚を見込んでいるとのことですが、現在流通している500円硬貨は約50億枚流通しているため、新硬貨に置き換わるには相応の期間がかかると言われています。

　新500円硬貨は既存のニッケル黄銅に加え、新たに白銅と銅を使用することで、2色3層構造にし、縁のギザギザの一部を異なる形状に加工することによって、偽造防止を図るようです。

　現在ではキャッシュレス化が進んではいるものの、新500円硬貨が発行された際には手にされてみてはいかがでしょうか。