ペポルとは、請求書などの電子書類をネットワーク上でやりとりをするための規格で、国際的な
標準規格です。

ペポルの仕組みとしては、事業者が自社のシステムで電子インボイスの発行処理をすると、
自社と相手方の両方のアクセスポイントを経由し、相手方のシステムにその電子インボイスが届きます。

＜ペポルでのデータのやり取りの仕組み＞

（出展：https://www.eipa.jp/peppol）

ペポルの特徴として、デジタルインボイスの送受信は、インターネットに構築されたペポルネットワーク
に接続しているアプリケーションを経由して行い、相手先がどのアプリケーションで送信したかを問わない
ため自社で利用するアプリケーションでデジタルインボイスを受信できます。

また、送受信に使用するIDは、「法人番号」など、すでに決定され、公表されている番号を使用
するため、得意先の法人番号等を収集できていれば、デジタルインボイスを送信可能です。

　ペポルネットワークに接続するためには、送信側、受信側の両方でペポルインボイスの利用申請が
必要になります。

　新しい仕組みで普及には時間がかかるかもしれませんが、今後、取引先との関係から対応が必要
な場面がでてくることが予想されます。